事故が起きたのは、宮崎県内で絶大な人気を誇っていたテレビ宮崎の看板情報バラエティ番組『JAGAJAGA天国』の生中継現場だった。地域密着型の名物企画として開催されていた泥田での相撲イベント中、体を張ったリポートで愛されていた柳田哲志アナウンサーは、勢いよく頭部から泥水へと飛び込んだ。視聴者が爆笑を期待した次の瞬間、カメラが捉えたのは動かなくなった彼の姿だった。演出の一環かと思われた静寂は、数秒にして現場を支配する深刻なパニックへと変貌した。
水深の浅い泥田の底へ頭部を強く打ち付けたことが原因だった。生放送事故の恐ろしさは、そのショッキングな一部始終がリアルタイムで家庭のテレビにそのまま流れてしまった点にある。笑いを提供するための現場が一瞬にして暗転し、スタジオや共演者も事態の重さを即座に把握できなかった。この衝撃的な中継映像は、直後から全国へ大きな波紋を広げることとなった。