「パブリックコース」という呼称から、平坦で単調な河川敷コースや簡易的なショートコースを連想するゴルファーは少なくありません。しかし、六甲国際パブリックコースはその先入観を根本から覆します。設計思想の根底にあるのは、隣接する名門・六甲国際ゴルフ倶楽部のDNAです。
全9ホール(PAR36・3,000ヤード超)のコースレイアウトは、神戸市北区特有の自然地形を巧みに活かした起伏と、視覚的なプレッシャーを与えるハザードが配置されています。18ホールをプレーする場合は、異なるティー位置やピンポジションの妙を味わいながら2周するスタイルが一般的です。
最大の特徴は、徹底してメンテナンスされたベントグリーンと、落とし所を絞らせるバンカー群です。グリーンの転がりは本コースに引けを取らないスピードと傾斜の難しさを誇り、下りのパットを残すと名手であっても3パットを余儀なくされます。フェアウェイのアンジュレーションも豊かで、フラットなライから打てるホールは極めて稀です。単に飛距離を求めるのではなく、「セカンドショットでどこに球を置くべきか」を逆算してマネジメントしなければ、コースレート以上の難しさに圧倒されることになります。