バディを組んだ星野源との掛け合いが光った劇中シーンでも、二人のアイウェアの対比が非常に効果的だった。知的で冷静な志摩一未(星野源)のスタイリングに対し、動的で直感的な伊吹藍のスタイル。アイウェアひとつで二人の対極的な性格や距離感が明快に提示されていた。
芸能界でも屈指の眼鏡愛好家として知られる彼は、単に衣装として与えられたものを着るのではなく、監督やスタイリストと入念な打ち合わせを重ねてかける一本を決めるという。役柄のバックボーンや生活感までを考慮して選ばれたフレームは、レンズの濃度に至るまで徹底的に計算し尽くされている。