ブームの再燃は唐突だった。今年初頭、登録者数数百万人を誇るインフルエンサーグループが、旅先の移動中にこのゲームで遊ぶ様子をアップロードした。それがすべての始まりだ。かつてのテレビ番組のような大掛かりなセットや罰ゲームの「おじさん集団」はいなくとも、スマートフォンの画面越しに伝わる圧倒的な緊張感とテンポの良さが、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代の若者の心に突き刺さった。
瞬く間にハッシュタグは拡散され、一般ユーザーによる「やってみた」動画が量産された。アルゴリズムの波に乗った動画は数百万回再生を連発し、かつてのバラエティ企画は、令和の最新トレンドコンテンツへと見事に昇華されたのだ。