令和のSnsを席巻する「ジャージ姿の偉人」の謎――なぜ2026年の今、若者は『ギャグマンガ日和』の聖徳太子に救いを求めるのか?

令和のSnsを席巻する「ジャージ姿の偉人」の謎――なぜ2026年の今、若者は『ギャグマンガ日和』の聖徳太子に救いを求めるのか?

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ブームの火付け役となったのは、TikTokで突如トレンド入りした「#飛鳥文化アタック」のハッシュタグだ。かつてアニメ版で視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ太子の必殺技(?)やシュールな動きを、現代の若者たちが15秒のショート動画で完全再現している。彼らにとって、このキャラクターは「懐かしいもの」ではない。むしろ、誰もが知る歴史上の偉人が、徹底的にポンコツで、自己中心的で、それでいてどこか愛らしいというギャップが、究極の「エモさ」と「ネタ」として消費されているのだ。

スマホの画面をスクロールすれば、毎日似たようなインフルエンサーや整えられたコンテンツばかりが流れてくる。そんな均一化されたタイムラインにおいて、増田こうすけ氏が描く「狂気的なまでの非日常」は、強烈なフックとして機能する。完璧さを求められる現代社会に疲れた若者たちにとって、ジャージ姿でわがまま放題に暴れ回る太子の姿は、ある種の解放感すら与えているのかもしれない。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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