日本の経済構造は劇的に変化した。かつて就職人気ランキングの上位を占めていたメガバンクや大手商社は、もはや優秀な若者たちの第一志望ではない。彼らが目を向けるのは、自らの裁量で動けるスタートアップや、グローバル市場に直接挑むスモールビジネスだ。
「会社が自分を守ってくれる時代は終わった」と、都内の私立大学に通う21歳の男子学生は語る。彼は在学中にドローンを用いた農業支援ビジネスを立ち上げた。周囲の同級生も、就職活動というレールに乗ることに疑問を抱き始めている。かつての安定志向は、今やリスクでしかなくなっているのだ。