普通にスーパーで売られている5キロの米袋。これをそのまま押し入れに眠らせておくのは、大きな間違いだ。一般的な米袋には、破裂を防ぐための微細な空気穴が開いている。つまり、常に酸素に触れており、酸化と劣化が容赦なく進む。
近年市場を席巻しているのは、脱酸素剤を同封し、特殊なラミネート袋で完全密封された「長期保存米」だ。酸素を極限まで排除することで、常温でも3年から5年、精米したての美味しさを維持できる。窒素ガスを充填する技術も進化し、2026年現在の備蓄米は「不味い非常食」という過去のイメージを完全に覆している。