林修氏の代名詞となった「いつやるか? 今でしょ!」というフレーズ。実は、広告代理店が練り上げたキャッチコピーではなく、東進ハイスクールの実際の授業中に発せられた生講義の言葉でした。
当時、東進ハイスクールの現代文講師として東大特進コースなどを担当していた林氏は、生徒たちのモチベーションを引き上げるため、日頃から熱のこもった指導を展開していました。ある日の授業中、難関大を目指しながらもエンジンがかかりきらない生徒たちに向けて、自然と口をついて出たのが「いつやるか? 今でしょ!」という魂の叫びだったのです。
東進ハイスクールのスタッフが授業ビデオの中からこのシーンを発見し、2009年に制作された東進CMに採用。カメラをぐっと見据え、鋭い眼光とともに言い放つ林氏の姿は、まず受験生やネットユーザーの間でじわじわと注目を集め始めました。そして2013年、トヨタ自動車のCMにパロディとして起用されたことで一気に火がつき、日本列島を巻き込む一大ムーブメントへと昇華したのです。