なぜそこまでして過酷な身体改造に走るのか。フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』をはじめとするメディアでも、美容整形に依存し、自らの身体を変貌させ続ける若者たちの切実な心理がたびたび取り上げられてきた。
デジタル画像編集アプリやSNSによる極小ウエストの視覚的刺激は、利用者の身体失認(ボディ・ディスモルフィア)を増幅させる。加工された画像が「正常」であり、自分の生の身体が「異形」であると錯覚する現象だ。骨を削ってまで承認欲求を満たそうとする心理の裏には、現代社会特有の根深い孤独と焦燥が存在している。