市場を動かしているのは民間投資家だけではない。新興国を中心とする各国中央銀行による金準備の積み増しが、相場の強力な底値固めとなっている。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表した最新レポートでも、中央銀行による爆買い傾向は顕著だ。外貨準備の分散投資を進める国々が、自国通貨の防衛と米ドル依存からの脱却を狙い、現物資産を精力的に買い進めている。
同時に、世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェア(金ETF)への資金流入も拡大に転じた。ETFを通じた機関投資家の参入は相場の流動性を飛躍的に高め、強気トレンドをさらに強固なものへと変えている。