昭和の黄金期に比べると、現在の栗まんじゅうの生産量は緩やかな減少傾向にあります。後継者不足や大手製菓メーカーの台頭、人々の嗜好の多様化など、地方の和菓子業界を取り巻く環境は決して平坦ではありません。
しかし、量が減ったからこそ、1個に対する品質と希少価値は高まっています。量産品にはない温もりと、手作りならではの素朴な味わいを求めて、遠方からわざわざ買いに訪れるリピーターの存在が、現場の職人たちを支えています。
町側もこの伝統の味を「栗山町の文化遺産」として再評価し、イベントでのPRや観光資源としての活用に力を入れ始めています。