「どんなに苦しくても、応援の声に背中を押されて足が前に出た」――多くの完走者が口を揃えてそう語る。高岡の古き良き街並みから射水市の港町、そして富山市の都市部へと続くコース沿道には、朝早くから途切れることなく観客が集まる。
地元の小学生による手作りの応援旗、伝統的な和太鼓やチンドン屋の威勢の良い演奏、私設エイドで冷たいお茶を振る舞うお年寄りたちの笑顔。地域住民が一丸となった熱気あふれる声援は、42kmにわたって一切途切れることがない。名もなきランナー一人ひとりに対して投げかけられる「頑張れ!」「もう少しだ!」という叫びは、走る者の胸を熱く打ち、限界を超えさせる力を持っている。