モンゴル旋風の中心にいた朝青龍と白鵬の二人は、それぞれ強烈な個性とドラマを背負っていました。
白鵬の優勝回数と記録は、大相撲史におけるアンタッチャブルレコードの宝庫です。通算1187勝、幕内最高優勝45回、全勝優勝16回、63連勝という圧倒的数字は、徹底した柔軟性と右四つ左上手の絶対的な型があったからこそ成し得たものです。晩年は怪我に苦しみながらも、肘のサポーターや変化を交えた巧みな相撲で白星を積み上げ、2026年秋場所後に土俵を去りました。
一方、大相撲に旋風を巻き起こした朝青龍は、その破天荒な言動と圧倒的な強さで常にメディアの耳目を集めました。朝青龍の引退理由と真相については、2010年初場所中の一般人への暴行騒動が直接の引き金となり、日本相撲協会の理事会から事実上の引退勧告を受ける形での電撃引退でした。全盛期の強さを維持したままの29歳での引退は、相撲ファンに大きな衝撃と惜別の念を残しました。