数多の応募者やJr.の中から、なぜ彼らだけが特別視されたのでしょうか。歴代の顔ぶれを分析すると、単に「従順で可愛い」という枠に収まらない、極めて明確な3つの共通点が浮かび上がります。
第1の特徴は、「一瞬で視線を奪う天性の華と黄金比のビジュアル」です。佐藤勝利の端正な顔立ちや平野紫耀の圧倒的なオーラに見られるように、カメラを通した瞬間に画面を制圧できるビジュアル強度は必須条件でした。少年から青年に移り変わる瞬間の儚さと、大衆を惹きつける強い眼力を持った少年が選ばれる傾向にありました。
第2の特徴は、「予定調和を嫌い、プロデューサーに物怖じしない度胸」です。従順なイエスマンではなく、堂本剛のように自らの表現にこだわりを持ったり、平野紫耀のように「自分たちでデビューの道を切り拓きたい」と直談判したりするような、強烈な自我と気概を持つ人物ほど深く愛されました。「生意気だが憎めない」「枠に収まらない」という危うさこそが、クリエイターの創作意欲を刺激したのです。
第3の特徴は、「教えられて身につくものではないリズム感と舞台勘」です。ダンスのキレや声質の個性、アドリブへの対応力など、ステージ上で瞬時に空気を変えられる勘の良さを備えていました。レッスンを重ねて上手くなるタイプではなく、最初から「ステージに立つ側の人間」としての天賦の才を備えていたことが、特別抜擢の決定打となっていました。