大手芸能プロダクションであるワタナベエンターテインメントに所属することで、彼の活動の幅はさらに多角化した。落語家という枠組みに縛られず、コメンテーター、映画監督、劇団主宰、劇作家として縦横無尽に駆け巡る背景には、強力なマネジメント体制と彼の留まることを知らぬ創作意欲がある。芸歴を重ねてもなお、「守り」に入ることなく新たなフィールドへと挑み続ける姿は圧巻だ。
最後に、ファンへ向けて秘蔵のエピソードが明かされた。「談志が生前、私にだけボソッと言った言葉がある。『お前は落語が下手になってもいいから、面白い人間でいろ』と。当時は意味が分からなかったが、今なら分かる。上手いだけの落語家はごまんといる。だが、人間として面白い奴しか本物の芸は残せない」。破天荒な師の遺訓を胸に、彼は今日も高座へ、そしてカメラの前へと向かう。異端児の挑戦は、これからも我々の想像を遥かに超えて続いていくはずだ。 (出典: 志 らく(Yahoo!ニュース))
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