冷めたチキンを完璧な状態へ戻すための王道にして最強の手法、それが電子レンジとオーブントースターを組み合わせた「W使い」だ。多くの人が陥りがちな失敗は、どちらか一方の家電だけに頼ってしまうことにある。
まず、電子レンジで内部の肉を加熱する。500W〜600Wの弱めの出力で、ラップをかけずに1ピースあたり30秒ほど温めるのがポイントだ。ラップをかけると閉じ込められた水蒸気が衣に吸い込まれ、食感を台無しにしてしまう。この工程の目的は、冷えて固まった肉内部の油脂を溶かし、ジューシーさを引き出すことだ。
次に、あらかじめ予熱しておいたオーブントースターへ移す。アルミホイルを一度クシャクシャに丸めてから広げ、その上にチキンを乗せる。接地面を減らすことで余分な油がホイルの溝に落ち、チキンの底面がベタつくのを防げるのだ。2分から3分ほど表面を軽く焼くことで、水分が飛んで衣にあの香ばしいサクサク感が一気に戻ってくる。