かつて「多焦点眼内レンズ先進医療プロジェクト」の枠組みで実施されていた治療は、医療制度の変更に伴い、現在は「選定療養」の仕組みへ移行している。厚生労働省が定める制度に基づき、手術自体の基本費用(単焦点手術相当分)には公的健康保険が適用され、多焦点レンズ本体の差額分のみを自己負担する形式だ。
一般的な費用相場としては、単焦点レンズの手術(保険適用3割負担)で片目約3万〜5万円程度。一方、選定療養を利用した多焦点眼内レンズの場合、片目あたりおよそ25万〜40万円前後の自己負担額となる。生命保険の医療保険や特約が適用できる場合もあるため、事前に受診先で確認を行っておくことが賢明だ。