企業や団体に存在する労働組合において、最高責任者に位置する労働組合の代表役職名は「執行委員長」(単組)や「中央執行委員長」(全国組織・単産)と呼ばれます。一部のナショナルセンターや協議会では「会長」の呼称が用いられるものの、一般的な企業内労働組合では「委員長」がトップの座を意味します。
労働組合の執行部組織図は、ピラミッド型の統率構造を持っています。頂点に立つ執行委員長を筆頭に、補佐役の「副執行委員長」、実務・事務を取り仕切る要の「書記長(事務局長)」、そして各部門や支部を代表する「執行委員」で構成されるのが基本形です。
執行委員長が担う最大の役割は、組合員を代表して会社側と団体交渉を行い、労働協約を締結することです。労働組合法に基づく強力な権限を行使でき、労働条件の維持改善に向けた最終合意や、ストライキ権を行使するか否かの決断を下す重責を担っています。経営陣にとっては、一歩間違えれば事業停止を招きかねない手強いカウンターパートとなります。