物語の起点において、ドキドキプリキュア まこぴー 正体は最大の謎であり、物語を牽引する重要なサスペンス要素でした。彼女の本名は剣崎真琴(けんざき まこと)。異世界「トランプ王国」で王室直属の歌姫としてマリー・アンジュ王女に仕えていた少女です。
彼女が背負った剣崎真琴 トランプ王国 経緯は、シリーズ屈指のシリアスな背景を持っています。邪悪な怪物「ジコチュウ」の急襲を受け、愛する祖国は一瞬にして壊滅。王女が自らを犠牲にして真琴と妖精ダビィを人間界へと逃がした際、真琴の胸には「祖国を守れず、王女を救えなかった」という深い自責の念が刻まれました。
人間界に逃れた真琴は、大衆の心を惹きつける歌声を通じてマリー・アンジュ王女へ想いを届けるため、トップアイドル「まこぴー」として芸能活動を開始します。マネージャーを務めるダビィ(人間界では「DB」)とともに過密スケジュールをこなしながら、夜は単身ジコチュウと戦い続けるという、過酷極まりない二重生活を送っていました。
相田マナ(キュアハート)たちと出会った当初、真琴は「馴れ合いは不要」と仲間になることを拒絶していました。しかし、彼女たちの無私な優しさと固い意志に触れる中で次第に心の氷を溶かし、真の友情を結ぶに至ったのです。