愛着ある品を安全に乾かし、清潔に保つにはどうすればいいのか。「洗濯家」として知られる中村祐一氏は、無闇に日光へ当てるのではなく、徹底した「陰干し」と風の巡りを重視するアプローチを推奨する。直射日光を遮る風通しの良い日陰を選び、ピンチハンガーで吊るすのではなく、平干しネットなどを用いて形を崩さずに干すのが基本となる。
室内で乾かす場合は、サーキュレーターや扇風機を活用して下から風を送り続ける方法が極めて有効だ。表面の水分を素早く蒸発させつつ、中の綿が湿気を抱え込むのを防ぐ。ダニ対策としては、密閉した黒いポリ袋に収めてから直射日光下の車内など高温になる環境に短時間置くか、衣類乾燥機の低温モードを利用する手法が効果的だ。熱処理を終えた後に掃除機で表面の死骸を吸引すれば、生地を傷めずに根本的な対策が完了する。