創刊号の特別価格490円(税込)という数字だけを見ると、思わず「安い!」と手が伸びてしまう。しかし、デアゴスティーニのビジネスモデルにおける真の試練は2号以降だ。通常号の価格は1冊あたり1,999円(税込)に跳ね上がり、全80号を刊行する標準的なスケジュールを前提に計算すると、その総額は一気に膨れ上がる。
創刊号(490円)に通常号79冊分(1,999円×79=157,921円)を加算すると、単純計算での全号本体コストは158,411円となる。さらに、専用の特製バインダーや増刊号、毎号の送料や決済手数料などを考慮すれば、最終的な実質負担額は17万〜18万円前後に達する計算だ。月額に換算すれば約4,000円前後のサブスクリプション感覚だが、数年にわたる長期戦になる覚悟が求められる。