2015年末、人気絶頂のなかでモーニング娘。を卒業した鞘師里保は、ダンスと語学の磨き直しを求めてニューヨークへと旅立った。表舞台から姿を消した彼女の動向に、ファンは固唾をのんで見守っていた。そして2019年、突如として発表されたのが、BABYMETALのサポートダンサー体制「アベンジャーズ」の始動だ。YUIMETALの脱退というグループ最大の危機を救うべく用意されたこのシステムにおいて、鞘師の抜擢は誰も想像し得なかったウルトラCだった。
なぜハロー!プロジェクトの至宝が、メタルユニットのバックに立つことになったのか。その裏には、幼少期から磨き上げた圧倒的な身体能力と、妥協を許さないプロ意識に対する制作陣の絶大な信頼があった。単なるゲスト出演ではない。彼女は自らのキャリアを賭け、まったく異なるジャンルのステージへと飛び込んでいったのだ。