震災から年月を経た2026年現在も、遺体捜索活動の歩みは止まっていません。宮城県警などの機動隊潜水士は、今なお月命日や定期的なタイミングで三陸沿岸の海底や港湾部の潜水捜索を実施しています。海底には15年分の土砂が堆積しており、視界が極めて悪い中、手探りで泥を掘り進めながら手掛かりとなる骨片や遺留品を捜し求めています。
一方、福島第一原子力発電所事故の影響を受けた福島県内の帰還困難区域や、避難指示が順次解除されている特定復興再生拠点区域などでも、捜索活動は続けられています。高線量被ばくのリスクから発災直後は立ち入りが著しく制限されていた地域において、防護服を着用した警察官による土砂や竹林の掘削調査が慎重に行われています。
除染作業やインフラ再整備に伴う工事現場から新たな骨片や所持品が発見されるケースもあり、現場では発見の一報が入るたびにDNA鑑定の手続きが迅速に取られています。