窒息事故という最悪のケース以外にも、クライオセラピーには身体への物理的負荷に伴う複数のデメリットや副作用が存在します。適切な手順を踏まないと、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
1. 重度の凍傷(低温火傷)
施術中は皮膚表面の温度が一気に低下します。肌に汗や水分、金属製アクセサリー(ピアスや指輪など)が残っていると、その部分が瞬時に凍りつき、皮膚組織が壊死する重篤な凍傷を負うリスクがあります。そのため、完全に乾燥した状態を保ち、厚手の靴下や手袋、専用下着の着用が義務付けられています。
2. 急激な血圧上昇と心不全リスク
極度の冷気に晒されると、体温を逃がさないために全身の血管が急速に収縮します。これにより血圧が一時的に跳ね上がるため、心臓や脳血管に強い負担がかかります。
3. 呼吸器への刺激
超低温の気体を直接深く吸い込むと、気管支が痙攣を起こしたり、咳き込みが止まらなくなったりすることがあります。