このユニークな施設のバックボーンには、日本の知性を代表する解剖学者・養老孟司氏の深い思索が存在する。設立段階から関わってきた同氏の「本物に触れ、自ら考える」という強い哲学が、館全体の設計思想に脈々と流れているのだ。
所在地である福島県須賀川市の豊かな緑に囲まれたこの地で、運営を担う公益財団法人ふくしま科学振興協会は、単なる地方のテーマパークにとどまらない本格的な教育インフラを構築してきた。地域に根ざしながらも全国屈指のクオリティを誇る体験型科学館として、開館以来多くの教育関係者や家族連れから絶大な信頼を集めている。