コーヒーを飲んでもなぜ眠い?最新睡眠科学が明かす覚醒の極意

コーヒーを飲んでもなぜ眠い?最新睡眠科学が明かす覚醒の極意

コーヒーを飲んでもなぜ眠い?最新睡眠科学が明かす覚醒の極意の真相について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

では、なぜコーヒーを飲んだ直後や数時間後に耐えがたい眠気が押し寄せてくるのか。その最大の要因は、カフェインが受容体を遮断している間も、裏でアデノシンが休むことなく生成され続けている点にある。

体内でカフェインが分解され、受容体から離れた瞬間、蓄積され切った大量のアデノシンが一斉に受容体へ押し寄せる。これが「カフェイン・クラッシュ」と呼ばれる現象だ。それまで堰き止められていた疲労の波が一気に溢れ出し、飲む前以上の猛烈な睡魔となって襲いかかってくる。

カリフォルニア大学バークレー校の教授であり、世界的なベストセラー『WHY WE SLEEP』の著者として知られるマシュー・ウォーカー氏は、著書や講演の中でカフェインの過度な依存に対する警告を鳴らしている。ウォーカー氏によれば、カフェインは睡眠不足を解決する魔法の薬ではなく、単に疲労の支払いを先送りにしているクレジットカードに過ぎない。慢性的な睡眠負債を抱えた状態でどれほどコーヒーを流し込んでも、脳の疲労物質が消え去るわけではなく、一時的な麻酔が切れた途端に強烈な反動がやってくるのだ。

山田 真由
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山田 真由

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