西之島のゴキブリは噴火で全滅した?過酷な火山島で起きた奇跡の真相

西之島のゴキブリは噴火で全滅した?過酷な火山島で起きた奇跡の真相

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青く澄んだ太平洋の真ん中に位置する西之島に、本来そこにいるはずのないゴキブリが定着したのはなぜだったのでしょうか。その背景には、過去の人間活動が深く関係しています。

島で確認されていたのは、都市部でもおなじみのチャバネゴキブリでした。自然の力だけで海を渡る能力を持たない昆虫が孤島に現れた最大の要因は、過去に上陸した釣り人や研究者、あるいは周辺を航行した船からの人為的な持ち込みだと考えられています。資材や荷物の隙間、あるいは衣服などに紛れ込んだ卵や成虫が、島へと運ばれてしまったのです。

当時の西之島(旧島)は、カツオドリやアオツラカツオドリといった海鳥の巨大な繁殖地でした。島中には海鳥の糞や巣立ちに失敗したヒナの死骸、吐き戻した魚などが無尽蔵に存在しており、ゴキブリにとっては天敵がほとんどいない「食料の楽園」と化していました。その結果、調査隊が足の踏み場に困るほどの大発生を引き起こし、島固有の生態系バランスを著しく歪める外来種問題へと発展していたのです。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。