世界的な動物福祉の潮流において、美容目的(審美目的)の断尾・断耳・声帯除去といった外科的処置は厳格な法的規制の対象となっています。
イギリスをはじめ、ドイツ、スウェーデン、オーストラリアなど世界30カ国以上で愛玩犬の断尾が法律で原則禁止されており、獣医学的な治療目的(腫瘍や壊死など)以外での切除には重い罰則が科されます。こうした国々では、しっぽを振って喜びを表現するペンブロークの姿が当たり前の日常として受け入れられています。
法的な禁止規定がまだ導入されていない日本国内でも、2026年代半ばから大きな意識変革が起きています。SNS上で「#しっぽありコーギー」「#ナチュラルテイル」のハッシュタグとともに投稿される躍動感あふれる姿が共感を呼び、「あえて断尾しないブリーダーから子犬を直接予約して迎える」というオーナーが急増しました。2026年現在の調査では、国内のペンブローク繁殖における非断尾率は約3割を超えており、今後もこの比率は上昇していくと見られています。
【プロの結論】コーギーを迎える際の選択基準としっぽの有無への向き合い方
これからコーギーを家族として迎えようと検討している方に向けて、編集部としての判断基準と提言をまとめます。
【しっぽありコーギーの選択が向いている人】
動物福祉や自然な身体構造を最優先したい方、愛犬の多彩な感情表現を楽しみたい方におすすめです。生後間もない時期に予約が必要となる場合が多いですが、犬本来の生き生きとした動きを間近で観察できる大きな喜びがあります。
【断尾されたコーギーを迎える際の心構え】
既にショップ等で出会い、断尾されている子犬を迎える場合であっても、過去の処置に対して過度に罪悪感を抱く必要はありません。排泄時の汚れ防止やお尻周りの清潔を保ちやすいという実用上のメリットを生かしつつ、尾がない分、耳や表情、身体全体の動きから感情を丁寧に読み取るコミュニケーションを心がけることが大切です。