創業140年以上の歴史を誇る大日本除虫菊株式会社が掲げる最高峰のブランドフレーズ、それが「金鳥の夏 日本の夏」だ。この叙情的なコピーは、短歌のような七五調の美しい響きを持ちながら、放映される映像のシュールさとの鮮烈なギャップによって一気に全国へと浸透した。
言葉の持つ格調高さと、映像で展開される人間味あふれる滑稽さ。この二項対立の妙こそが、視聴者の耳から離れない数々のフレーズを生み出す源泉となっている。時代が平成から令和へと移り変わっても、根底に流れる「洗練された違和感」のDNAは脈々と受け継がれている。