「安全面で問題がない」としても、国産鶏肉とブラジル産鶏肉には明確な品質の違いが存在する。それは主に「水分量」と「冷凍・解凍のプロセス」に起因する。
ブラジル産鶏肉の多くは、現地で急速冷凍され、数ヶ月かけて船で日本に運ばれてくる。スーパーに並ぶ際は、それを解凍したものが多いため、どうしてもドリップ(旨味を含んだ水分)が出やすい。これが「ブラジル産はパサつく」「臭みがある」と言われる原因だ。一方、国産鶏肉の多くは一度も冷凍されずにチルド状態で流通するため、ジューシーで旨味が強い。つまり、両者の差は「安全性」というよりも「鮮度と食感」の差であると言える。