短頭種を迎えるにあたり、ネット上の曖昧な情報によって後から「こんなはずではなかった」と後悔しがちなポイントがいくつか存在します。
第一の誤解は、「短毛種だから抜け毛が少なくて掃除が楽」という認識です。これは完全な誤りです。両犬種ともオーバーコートとアンダーコートを持つダブルコート(※ボストンテリアはシングルに近い個体もいますが抜け毛は存在します)であり、特に換毛期には細くて硬い針のような短い毛が大量に抜けます。この抜け毛は布製ソファーやカーペット、衣類の繊維に深く突き刺さり、粘着クリーナーでも容易に取れません。毎日のブラッシングとこまめな室内清掃は必須です。
第二の盲点は、「フレンチブルドッグはおっとりしているからしつけが簡単」という思い込みです。フレブルは非常に愛情深い反面、ブルドッグ由来の頑固さを持ち合わせています。納得がいかないと動かない「テコでも動かないモード」に入ったり、他の犬に対して興奮して突進したりした際、10kg超の筋肉質な塊を力で制御するのは至難の業です。子犬期からの社会化トレーニングを怠ると、成犬時のコントロールに苦労します。