検索窓に「東大 医学部 アナウンサー」と打ち込む読者の多くが抱く最大の疑問は、「東大医学部を出ておきながら、なぜ医師にならずテレビ局に入社したのか」という点に集約されます。結論から言えば、この話題の中心にいるのは2019年にフジテレビへ入社した藤本万梨乃(ふじもと まりの)アナウンサーです。
福岡県の名門私立・福岡雙葉高校を卒業後、1年間の浪人生活を経て東京大学理科二類に合格。その後、3年次の進学振り分け(進学選択)において医学部へと進学した正真正銘の「東大医学部卒」です。しかし、世間がイメージする「白衣を着て聴診器を当てる臨床医」のコースとは、根本的な仕組みが異なっています。
ネット上の掲示板や知恵袋などでは、「国費を投じて養成された医師の席を奪った」「医師免許を持っているのにアナウンサーをするのはもったいない」といった批判的な言説が散見されます。だが、これらは大学の学部構造を知らないことから生じた完全な事実誤認です。彼女が卒業した学科のカリキュラムには、最初から医師免許の取得ルートは含まれていません。