デジタルならではの強みを最大限に活かすなら、作画ソフトの「レイヤー合成モード」の使いこなしが必須です。CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)やアイビスペイント(ibisPaint)でプロが常用する設定をマスターしましょう。
【レイヤー設定の基本と使い分け】
・加算(発光) / 覆い焼き(発光):
下層の色を強力に明るくし、鮮やかに発光させるモード。瞳の強いハイライトや髪のハイライト、金属の反射光に最適です。塗った部分が白飛びしやすいため、不透明度を60〜80%程度に落として調整するのが自然に仕上げるコツです。
・スクリーン:
ふんわりとした柔らかい光を表現するモード。肌のハイライトや、逆光時にキャラクターの輪郭へ入れる環境光(リムライト)にぴったりです。
・オーバーレイ:
コントラストと彩度を同時に高める万能モード。ハイライトを入れる前に下地としてフワッと空気感を足したいときに重宝します。
【初心者が迷わないハイライトの色選び】
カラーサークルの「純白(#FFFFFF)」を直接置くのは避けましょう。昼の屋外ならわずかに青みや黄色みを含んだ淡いトーン、夕景ならオレンジや赤紫色にシフトした色を選びます。ベースカラーの色相環を少しだけ「光源の色」側に傾けた高明度・低彩度の色を使うことで、画面全体の光のトーンが調和し、濁りのないクリアな彩色が完成します。