ネット上のコミュニティや検索空間では、往年の濡れ場シーンばかりが切り取られ、「脱ぎ専門の女優だったのではないか」といった短絡的な誤解が散見されることがあります。しかし、実際のキャリアデータを検証すると、この認識がいかに偏ったものであるかが分かります。
第一に、彼女は『極道の妻たち』や『吉原炎上』で高い評価を得た直後から、サスペンスドラマやホームドラマ、時代劇、舞台演劇へと活動領域を巧みにシフトさせています。特に『名探偵・キャサリン』シリーズや2時間ドラマ枠での活躍では、抜群の知性とコミカルな演技力を披露し、お茶の間の人気を獲得しました。
第二に、写真集に関しても単なるセンセーショナリズムではなく、一流の写真家たちが彼女の彫刻のような肉体美と陰影を芸術として切り取った作品ばかりです。「肌の露出」という表層的な要素の奥には、緻密に計算された身体表現と高度なセリフ術が存在しており、同世代の映画監督たちがこぞって彼女を起用した理由もそこにありました。