朝7時。まだ冷気漂う銀座の旗艦店前には、開店を数時間後に控えた100人以上の行列ができていた。並んでいた30代の女性は「先月もオンラインで購入できず、今日は休暇を取って始発で来ました」と興奮気味に語る。こうした光景は東京だけでなく、ロンドンやニューヨーク、ソウルでも日常茶飯事となっている。
供給不足の最大の要因は、主成分となる特殊なオーガニックブドウ(ヴァイン)幹細胞エキスの収穫量が極めて限定的である点だ。気候変動の影響で2026年秋の収穫量が予定の6割にとどまったことが、2026年初頭の重度な品薄を招いた。生産元は増産を急ぐものの、品質を一切妥協しない姿勢を崩していない。