かつては「誰もが羨むシンデレラストーリー」の主人公のように見えた。大谷翔平という不世出のスーパースターの傍らで、常に信頼を寄せられていた水原氏。その妻もまた、ドジャースのチャーター機に同乗し、遠征先での華やかな様子がSNSで共有されるたびに、羨望の的となっていた。しかし、あの韓国での開幕シリーズ中にすべてが一変する。
違法ブックメーカーへの巨額送金が発覚した瞬間、彼女の日常は崩壊した。自宅を取り囲むパパラッチ、SNSに書き込まれる非難の言葉。英語も十分に話せない異国の地で、彼女が感じた恐怖は想像を絶するものだったはずだ。当初は「彼女も共犯ではないか」という心ない噂も流れたが、FBIの捜査によってその疑いは完全に晴れることとなる。