慢性的な運動不足や肥満によって引き起こされるインスリン抵抗性は、病状悪化の悪循環を作る。インスリンは出ているのに効きが悪い状態だ。この抵抗性を改善するためには、継続的な有酸素運動による骨格筋の質的変化が不可欠とされる。
自転車(サイクリング)は、ランニングやハードなトレーニングと比較して関節への衝撃が極めて小さく、体重が重い患者でも安全に足腰を鍛えられる利点がある。さらに、着地時のインパクトがないため、足底の傷や神経障害を抱えるリスクのある患者にとっても極めて安全性の高い運動療法として評価されている。ペダルを漕ぐ一定の定常運動が、インスリン感度を劇的に引き上げる。