スーパーアンビュランスの直接的な後継として、全く同じ拡幅型超大型救急車が量産されることはありませんでした。しかし、その思想は形を変えて次世代の災害対応部隊に受け継がれています。現在の東京消防庁では、資機材搬送車、指揮統制車、NBC災害対応車、そしてモジュール式の医療展開コンテナを組み合わせた分散型・高機動型の救護システムが主力を担っています。
一方で、スーパーアンビュランスの引退はホビー界にも大きな影響を与えました。タカラトミーの定番ミニカー「ロングタイプトミカ No.116」として長年親しまれていた「スーパーアンビュランス」は、実車の動向や製品ラインナップ刷新に伴って惜しまれつつも廃番(絶版)となりました。
左右のボディを引き出すギミックを忠実に再現したトミカは、子どもたちの憧れの的であっただけでなく、現在でもミニカーコレクターの間でプレミア価格で取引されるなど、名車としての伝説を今に伝えています。