問題の表面化から時間が経過した2026年現在、被害補償の手続きはどこまで進んでいるのか。本誌が独自に行った追跡取材により、補償制度の現状と、これまで公にされてこなかった新たな証言が浮かび上がってきた。補償窓口には千人を超える申し出が寄せられており、順次面談や補償金の支払いが進められているものの、被害者の精神的なトラウマや救済の遅れに対する不満の声は未だ根強く存在する。
今回入手した未公開の証言によれば、合宿所やバックステージにおける支配関係は、周囲の大人が見て見ぬ振りを決め込むことで不可視化されていたという。「誰も助けてくれなかった」「声を上げればデビューの夢が絶たれるという恐怖があった」と語る元所属タレントの言葉は、組織ぐるみの容認体質がいかに深く根を張っていたかを物語っている。補償金の支払いだけでは消し去ることのできない心の傷に対し、真の救済とは何かが問われ続けている。