時折インタビューなどで語られる菊池投手の言葉からは、深津さんへの溢れんばかりの感謝が読み取れる。「妻がいてくれたからこそ、どんな苦しい時期も前を向くことができた」と振り返る表情には、メジャー屈指の左腕として見せる険しさは微塵もない。
オフの日に二人で過ごす時間や、特別な記念日に贈り合う言葉など、プライベートで見せる愛妻家としての素顔も魅力的だ。過酷な162試合のレギュラーシーズンを完走するためのコンディショニングは、家庭内の穏やかな空気があってこそ成り立つ。最高峰の舞台で腕を振り続ける男のエネルギー源は、日々の暮らしのなかにしっかりと根を張っている。