グループの改名や新メンバーのオーディション企画「timelesz project」を通して、菊池風磨が見せた圧倒的なプロデュース能力と審美眼。候補者たちの弱点を見抜き、時に厳しく、時に温かく言葉を投げかける姿は、かつて全国を巡り泥臭く音楽と向き合い続けた父・常利氏の姿と不思議なほど重なり合う。
表現に対する妥協なき姿勢、仲間やファンを第一に思う熱量。それらは単なるタレントとしての教育ではなく、家庭という静かな空間で脈々と受け継がれてきた魂の教えに他ならない。日本テレビ等の報道や各種ドキュメンタリーで切り取られる風磨の言葉の節々に、父譲りのユーモアと美学が色濃く漂っている。