エレベーターで一気に最上層へと上がると、息を呑むような大パノラマが広がる。皇居の深い緑と、その向こうに広がる新宿の摩天楼。日没とともにビル群が光の海へと変わる瞬間、35階・36階のレストランフロアは独特の艶やかさを帯びる。
2026年現在のガストロノミー界を牽引する名店がひしめくこの場所では、単なる高級志向にとどまらない挑戦が続く。地方の契約農家から朝採れで届く在来種野菜を使ったモダンフレンチや、江戸前寿司の伝統に現代的な解釈を加えたイノベーティブ割烹。窓外に広がる夜景を借景に、日本の食文化の最前線が鮮やかに描き出されている。接待需要だけでなく、自分への投資として席を予約する30代〜40代の姿も目立つ。