チアリーディングは、命を預け合う競技だ。一歩間違えれば大怪我につながるリスクを伴う。だからこそ、選手同士の絶対的な信頼関係が不可欠となる。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために。空中に浮くトップは、下のベースを100%信じて飛ぶ。ベースはどんなことがあってもトップを地面に落とさないと誓う。この覚悟が、技の精度を変える。」
安田学園の練習場では、失敗した技に対して責め立てる声は飛ばない。なぜ失敗したのか、どこでタイミングがズレたのかを論理的に分析し、声を掛け合う。恐怖心を乗り越えるのは、精神論ではなく、綿密なコミュニケーションと圧倒的な練習量なのだ。