いまや街の商業施設や遊休地は、短期間で姿を変える実験場だ。表参道やミヤシタパーク周辺では、海外ラグジュアリーブランドや気鋭のストリートレーベルによるポップアップストア・フードフェスが絶え間なく展開されている。
単にモノを売るのではない。ブランドの世界観を五感で楽しむカフェメニューを提供し、来場者に特別な体験を持ち帰らせる。こうした緻密な仕掛けを支えているのが、激変するイベント・プロモーション産業のノウハウだ。数日間で忽然と現れ、強烈な記憶を残して消え去る「限定性」こそが、消費者の足を現場へと向かわせる強力なフックになっている。