高山善廣の長期にわたる闘病生活と莫大な医療・介護費用を支えるため、盟友である鈴木みのるが中心となり、2017年9月に支援プロジェクト「TAKAYAMANIA」が設立されました。
この活動には、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTなど、団体の垣根を越えた主要プロレス団体が全面協力。各会場での募金箱の設置やチャリティーグッズの販売、そして定期的なチャリティー興行「TAKAYAMANIA EMPIRE」の開催など、日本プロレス界が一丸となった持続的な支援プラットフォームが構築されています。
さらに、高山の戦いを語る上で欠かせないのが、2002年のPRIDE.21で伝説の肉弾戦を繰り広げた元UFC王者ドン・フライとの友情です。事故の報せを聞いたドン・フライは、ビデオメッセージの中で涙を流しながら次のように語りかけました。
「タカヤマ、お前は俺の人生で最もタフな対戦相手だった。お前ならこの試練にも絶対に負けない。俺の魂はお前と共にある。立ち上がれ、帝王!」
国境や競技ジャンルを超え、かつて拳を交えたライバルたちが今も変わらぬ敬意とエールを送り続けている事実は、高山善廣という男がリングに刻んだ生き様がいかに本物であったかを雄弁に物語っています。