現場で最も注意しなければならないのが、宇宙機関のシンボルやロゴマークにまつわる知的財産権の取り扱いです。宇宙飛行士イラスト商用利用を前提とする場合、知らず知らずのうちに重大な権利侵害に抵触してしまうリスクが存在します。
特に誤解が多いのが、JAXA宇宙飛行士やNASA(米航空宇宙局)の公式ミッションをモチーフにしたイラストです。各機関の公式方針によると、教育・報道目的での広報写真利用は広く認められているものの、「JAXA」や「NASA」の公式ロゴマーク、ミッションワッペン(インシグニア)を商用製品・広告宣伝用イラストに無断で組み込むことは厳格に禁止されています。
フリー素材サイトで配布されているイラストのなかには、腕や胸部に実在の宇宙機関ロゴを模したデザインがそのまま残されているものが存在します。「フリー素材だから大丈夫」と過信して自社の販促チラシやWebバナーに使用した場合、機関側からの差し止め請求や損害賠償問題に発展する危険性があります。商用利用の際は、胸元のパッチが無地のオリジナルデザインになっているか、架空のマークに置き換えられているかを必ず目視で点検してください。