日本における信託銀行の歴史を紐解くと、三井信託銀行は1924年(大正13年)に設立された「三井信託株式会社」を起源とする、日本の信託業界のパイオニアです。戦後の信託銀行転換期を経て、長年にわたり三井財閥系の名門金融機関として不動産・証託・資産管理の分野を牽引してきました。
しかし、1990年代後半の金融危機および不良債権問題を契機に、金融業界は大規模な合従連衡の時代に突入します。三井信託銀行の現在の姿に至る変遷は、大きく2段階の大型再編を経ています。
まず2000年、三井信託銀行は中央信託銀行と対等合併し、中央三井信託銀行が誕生しました。その後、2011年に三井住友トラスト・ホールディングスが設立され、傘下に中央三井信託銀行と住友信託銀行が統合。2012年4月には両行および中央三井アセット信託銀行が完全統合され、現在の三井住友信託銀行株式会社へと一本化されました。