今回の調査を主導したのは、東京海洋大学と新興テック企業「ディープ・ブルー・ダイナミクス」の共同プロジェクトだ。彼らが投入したのは、従来の魚群探知機やソナーとは一線を画す、地中透過型の量子音響探査システム。海底の泥土の下、約5メートルに埋もれた物質の元素組成まで推定できる代物だ。
「最初はノイズだと思った」と、主任研究員の佐藤博士は語る。しかし、解析を進めるうちに、鉄や青銅とは異なる、古代の特殊な合金に近い比重を持つ物体が、約1.2メートルの長さで横たわっていることが判明した。まさに剣の形状そのものだった。