四条河原町の交差点から目と鼻の先、若者や観光客が行き交う賑やかなエリアから細い路地へと折れ込む。大人一人が通るのがやっとの狭い路地を進むと、ひっそりと掲げられた象のイラストが見えてくる。知らなければ確実に通り過ぎてしまうロケーションこそが、この店の物語の始まりだ。
階段を上がると、外の喧騒とは完全に遮断された別世界が広がる。コンクリート打ち放しの壁と温かみのある木製家具、そして極限まで落とされた照明が作り出す空間は、まさに大人の隠れ家。他人の視線を気にすることなく、ただ一杯のカップと向き合える贅沢がここにある。