京都駅前といえば「駐車料金が日本有数の高さ」というイメージが定着しています。実際、駅の北側に位置する烏丸口周辺では、30分あたり300円〜400円、平日・土日を問わず最大料金の設定がない(青天井)コインパーキングも散見されます。もしここに半日停めれば、駐車料金だけで4,000円〜6,000円超に達することも珍しくありません。
しかし、駅の南側である「八条口エリア」や、駅から南へ徒歩5〜8分ほど下った「九条通周辺」に目を向けると、状況は一変します。このエリアには、土日祝日でも24時間最大1,000円〜1,500円前後で利用できる格安のコインパーキングが点在しています。
なぜ同じ京都駅前でこれほどの価格差が生まれるのでしょうか。最大の理由は、都市計画と土地利用の歴史的背景にあります。烏丸口は京都タワーや大手ホテル、商業施設が密集する京都の「表玄関」であり、極端に地価が高く車室面積も限られています。対して八条口側は新幹線口としての機能を中心に発展し、少し通りを入ると住宅地や中小規模のオフィスが広がるため、コインパーキング事業者の競争が激しく、価格競争が起きやすい構造になっているためです。